読書感想

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【ネタバレなし】『ルビンの壺が割れた』感想|見えているものは本当に真実?

『ルビンの壺が割れた』読後感想。Facebookで再会した元恋人同士のメールのやり取り。懐かしい会話のはずが、少しずつ違和感が広がっていく。心理学の錯視「ルビンの壺」が示す、人間の認知の危うさを描いた不穏な短編小説。
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違和感と思い込み。|『新装版 殺戮にいたる病』感想

叙述トリックの名作『殺戮にいたる病』読後感想。散りばめられた違和感と伏線。怖かったのは猟奇殺人ではなく、自分の思い込みだった。
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「私は違う」と思っていた|『#真相をお話しします』読書感想

中学受験、パパ活、動画配信…。現代を題材にした5つの短編ミステリ『#真相をお話しします』。なかでも「#拡散希望」に感じた恐怖とは。読後感想と考察。
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「罪の余白」|裁かれない悪意に私はどう向き合うか

大切な人を失い、理不尽な悪意に翻弄される父と娘。『罪の余白』を読みながら、裁かれない悪意や現実と向き合う気づきをまとめた小説レビューです。読後のモヤモヤと余韻が胸に残る物語を考察。
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「私の盲端」感想|私の盲点。

現役医師の視点で描かれる『私の盲端』。ストーマを持つ涼子の生活と多目的トイレの現実を通して、自分の知らなかった盲点に向き合う重厚な読後感を解説。知っているつもりでいた無知と偽善に気付かされる一冊。
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『ぼくのメジャースプーン』感想|罰を決める責任

小学四年生の「ぼく」の幼馴染が目撃した理不尽な事件。加害者への復讐は。正義とは何か。痛みと責任を抱えながら考える物語『ぼくのメジャースプーン』解説。等価交換や愛の意味に迫る。
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『十字架』感想|十字架を置く場所

いじめの「その後」を生きる人々の罪悪感を描く重松清の『十字架』。中学生の頃の体験、そして親になった今、我が子に「傍観者でいてほしい」と願ってしまう葛藤を綴ります。幸せを感じる資格はあるのか?森の墓地の静謐な祈りと共に、救われないからこそ響く本作のリアルを考察。