「THE MUSIC STADIUM 2026」(ONE OK ROCK×UVERworld)のライブレポートとセットリスト、感想・考察をまとめました。
2026年4月4日。
国立競技場で、ONE OK ROCKとUVERworldが同じステージに立った。
この夜は、たぶん一生忘れられない——そう確信した瞬間が、何度もあった。
ライブから帰ってきて、余韻が抜けないまま日常に戻り数日が経つ。
国立競技場——今は「MUFGスタジアム」という名前になったけれど、あの建物が醸し出す空気は変わらない。かつて東京オリンピックが行われた場所で、2026年4月4日土曜日、ONE OK ROCKとUVERworldが同じステージに立った。——しかもその夜、その場所に立ち会えた。
「docomo presents THE MUSIC STADIUM 2026 organized by ONE OK ROCK」。名前のとおり、ONE OK ROCKが主催した対バン形式のイベントで、初日はUVERworld、翌日はYOASOBIとの2DAYS。チケットは4/4(土)UVERworldの日だけ当選。翌日のYOASOBIの日は残念ながらご縁がなく…。
ちょうど大学時代の同回が一時帰国していてるそうなので、翌日の日曜日は東京駅近辺でご飯を食べてそのまま新幹線で帰ることに。ライブ以外の時間も、ちょっと特別な週末だった。
参戦までの流れと会場の空気
昨年の豊洲PITでのPF限定ライブ以来、ほぼ1年ぶりの東京ボッチ参戦。新幹線でお昼過ぎに東京駅着、宿にチェックインして荷物を置いてからJRで千駄ヶ谷駅へ。初国立競技場に「おぉ〜」と感動。 お昼は結構降っていた雨も、会場に着いた頃には止んでいた。
開演を待つ間、LADY GAGAの「ABRACADABRA」が流れて1月の京セラドームでの「MAYHEM BALL」を思い出して、さらにワクワクが加速した。
セトリまとめ(THE MUSIC STADIUM 2026 / ONE OK ROCK・UVERworld)
※この記事では、実際の体験ベースでセトリの流れとライブの熱量を追体験できるようにまとめています。
今回のセトリは、代表曲とライブ映えする楽曲、レア曲とが絶妙にミックスされた構成。
双方ともに、特別な日に相応しい“完成された流れ”だった。
・コール&レスポンスはもちろん
・聴かせる曲に
・ノリノリのシンガロングまで
UVERworld —— 圧倒的な熱量と一体感
これだけ大きいキャパの会場で、時間通りにスタートすることに驚き! UVERworldは開演時間遅れることはまず無い、って本当だった。 再び降り出した雨の中、TAKUYA∞さんが「この最高な夜があったから、明日もまたがんばれる。そんな日にしましょう!」 TYCOONドラムソロ——あの重低音が国立のフィールドに響き渡った瞬間、6万人の観客が「来た」と感じたと思う。ドラムソロだけで場の温度がグッと上がる。 1曲目は「Touch off」。イントロにアレンジが加えられていて、いきなりのノリノリ。オープニングアクト的な位置づけのはずなのに、UVERworldは最初から全力で、crewさんを筆頭に観客が一体に。 3曲目「PHOENIX AX」——「PHOENIX!」って叫ぶタイミング、難しかったー。周りを見ながらで、「あ、今?」ってちょっとズレてしまって、何回もトライした。でも、あの曲の熱量はすごい。サビで国立全体が一体感を帯びていく感じ、あれはライブで体感して初めて分かるものだと思う。 UVERworldは、メンバー全員が本当に仲良しで、共に「ライブを作っている」という意識の強さ。TAKUYA∞さんのメンバー愛がひしひしと伝わってくる。 5曲目「PRAYING RUN」の「全部やって確かめりゃいいだろうー!」。あのフレーズ、聴くのも叫ぶのも楽しい。周りの人たちと一緒に叫べる曲って、ライブで格別に気持ちいい。 6曲目「Eye’s Sentry」、7曲目「在るべき形」UVERworldの「言葉の密度」に圧倒された。前方のスクリーンに歌詞を出してくれていて、言葉をとても大事にしているんだと感じた。歌詞を知っていれば知っているほど染みてくると思う。もっと予習をするべきだったと反省。 9曲目「IMPACT」すごく楽しかった!TAKUYA∞さんはとにかく煽りが上手い!!会場のみんなと一体になった感じがして、ドキドキした。会場がジャンプできないから、ひたすら屈伸してた。曲が終わってからTAKUYA∞さんが「嫌だよ、出禁になりたくないよ。みんなジャンプしてないよね?ワンマンでここに戻ってきたいから!」って困った顔で言ってて、かわいかった。 気づけば10曲目「EPIPHANY」、11曲目「EN」と畳み掛けて——。 ラスト12曲目「7日目の決意」。 ステージも見たいんだけど、心に響く歌詞も全部ちゃんと見たくて、視線が忙しかった。
MCで、TAKUYA∞さんがONE OK ROCKの「Puppets Can’t Control You」の歌詞に触れていた。対バンならではの粋な演出で、「今日この場所で二組が同じステージに立つ」ことが本当なんだって、さらにこの夜の特別さを感じて嬉しくなった。 「俺らもあいつらを見送りたい。あいつらを呼びたいよ」的なことも言ってたから、次はUVERworld主催でONE OK ROCKと対バンするのかなって思ったら、楽しみが増えた。チケット激戦だろうけど…。 「あいつは俺に勝てないし、俺もあいつに勝てない」改めて、素敵な関係なんだなぁと思う。
ONE OK ROCK —— 約束の夜が現実になった瞬間
「この曲で始まったら素敵だろうなぁ」って漠然と思ってたから、「I Was King」のイントロ、TOMO君のドラムでもう泣きそうになった。信じられないと同時にいきなり感動した! 昨年9月、ヤンマースタジアム長居での「DETOX」2DAYS以来のワンオクライブ。しかも国立という規模で、長年の約束のUVERworldとの対バン。特別なライブが「I Was King」で幕を開ける。 2曲目「アンサイズニア」あのころのワンオクを知っている人間にとっては、「国立でアンサイズニアを聴く」という事実そのものが感慨深かったんじゃないかな。 3曲目「ONION!」信じられなかった。イントロを聞いた瞬間、当時の自分に若返った! 4曲目「Puppets Can’t Control You」TAKUYA∞さんがMCで触れてくれた曲が来た。 5曲目「C.h.a.o.s.m.y.t.h.」ものすごいセトリだなぁって、感動した。国立競技場の全景を眺めながら聴ける幸せを噛み締めた。 6曲目「Wherever you are」。国立に流れるあのメロディーは、やはり別格だった。規模と曲が完璧に合っていて、周りを見回すと多くの人が感情を動かされている様子だった。みんなの携帯のライトが荘厳で「大きな場所でしか成立しない感動」というものが確かにあって、あの日の「Wherever you are」がまさにそうだった。 7曲目「Make It Out Alive」イントロからみんなの熱量がすごかった! 8曲目「C.U.R.I.O.S.I.T.Y. feat. Paledusk & CHICO CARLITO」豊洲PITからDETOXツアーと今回。完全体の「C.U.R.I.O.S.I.T.Y.」しか観てないから、本当に贅沢だと思う。会場全体が異様に盛り上がってた。 9曲目「The Beginning」ワンオクを知ったきっかけがこの曲だったから、ライブで何度聴いても嬉しい。「誰もが知っている一曲」をどのタイミングで出してくるか、という判断も面白かった。 10曲目「Mighty Long Fall feat. Awich」一昨年のベルーナドームでのスーパードライ・スペシャルライブには行けなかったから嬉しい!Awich姐さん、カッコ良かった…。思わず隣のcrewさん、OORerさんと肩組んでヘドバン!! 11曲目「Stand Out Fit In」はみ出して馴染めー!何ちゃってジャンプ(屈伸)じゃなくて、ジャンプしたかったなぁ…でメインセット終了。 アンコール1曲目「+Matter」あぁ、もうアンコールなんだぁって寂しくなりながらも、ノリノリで目と耳に焼き付ける。アンコール2曲目「内秘心書 feat. TAKUYA∞」最高だった。UVERworldのTAKUYA∞さんとワンオクのコラボ。単に「豪華なフィーチャリング」というだけじゃなく、去年のヤンマースタジアム長居でやろうとしていた曲が3日前に急遽変更になったそうで、それをここで歌ってくれる。という二重に特別な意味があった。あのメジャーデビューシングル「内秘心書」。大人社会への不満や自身の葛藤をTAKUYA∞さんと歌う場面は、長年のこの特別な約束の夜にふさわしい光景だった——この瞬間のために、この夜があったんじゃないかと思った。 そしてラスト、アンコール3曲目「We are」で締め。雨も上がった中、盛大な花火と共に終演。 名残惜しいけど、UVERworldのメンバーも交えて、ステージを右へ左へとたっぷり練り歩いてくれた。
考察:「THE MUSIC STADIUM」という名前に込められた意味
「THE MUSIC STADIUM」とは、規模の話ではなかった。音楽が人と人を繋ぐ“場”そのものだった。
ONE OK ROCKがこのイベントを「THE MUSIC STADIUM」と名付けたことには、何かしらの意志を感じる。 「スタジアム」という言葉は単なる会場の規模ではなく、「スタジアムという場所でロックをやること」への宣言のように聞こえる。日本のロックバンドが国立競技場をオーガナイズし、大切な仲間(UVERworld、Paledusk、CHICO CARLITO、Awich)と同じ場所に立ち、翌日は全く異なるジャンルのアーティスト(YOASOBI)と並ぶ——このキャスティングそのものが、「音楽のジャンルの境界を問わない」というメッセージだと思う。 12万人がこの瞬間のために、ここに集まってきた。チケット争奪戦も激しく、参戦できない人もたくさんいた。 あの夜、確かにそれは存在していた。
UVERworldとONE OK ROCK。2000年代後半から2010年代にかけて、邦楽ロックシーンをそれぞれのやり方で引っ張ってきた二組が、キャリアを重ねた今、国立で向かい合う——これは単なる「夢の対バン」ではなくて、二組がそれぞれの時代を走り切った先にある必然の場所のような気がした。 思春期や学生時代に寄り添ってくれたバンドが、10年以上経った今も第一線にいて、国立のステージに立っている。その事実だけで、何かが込み上げてくるものがある。
「ボッチ参戦」について
ひとり参戦には、自分のペースで感動できるという自由がある。
今回はひとり参戦だった。 誰かと行くライブの楽しさはもちろんあるけれど、ひとり参戦には別の良さがある。自分のペースで感動・行動できる。連れの人に気を遣わなくていい。まぁ、物販に並んだり、開演までのドキドキを語ることができないのは寂しいけれど。 今回着用していたTOMO君のパーカーきっかけで、隣のOORerさんが話しかけてくれたので、ライブの余韻は語り合えた。 その方は三重から参戦で、翌朝新幹線で帰宅予定。雨でずぶ濡れだった若い男の子は兵庫から参戦、このまま夜行バスで帰るそう。 名前も知らないまま別れたけれど、またどこかのライブで会えたらいいな。
6万人の観客。「ここにいるみんながONE OK ROCKとUVERworldが大好きで全国から集まってるんだなぁ」と熱い気持ちになる。私と同じくボッチ参戦の人もいれば、友人同士も、カップルも、親子もいる。それぞれの物語を抱えた6万人が、同じ音楽を受け取る夜——なんか、そういうことを考えながら、かなり激しい雨の中を規制退場した夜だった。
翌日・帰りのこと —— 日常に戻るという余韻
ライブが終わって翌日は日曜日。一晩明けたら月曜日は子どもの入学式。 一時帰国している大学時代の同回と東京駅近辺でご飯を食べた。いろいろ積もる話をして、新幹線で帰路につく。車窓を眺めながら、ライブの余韻と懐かしい友達との再会、「末っ子が中学生になる」という現実とがごちゃ混ぜになった不思議な気持ちだった。 大人になると、こういうことが増える。特別な夜の翌朝に、日常が静かに戻ってくる感じ。でもそれが悪いわけじゃない。ライブが特別な夜であるのは、日常があるからかもしれないし、入学式が日常の朝であるのも、ライブのような浮揚感のある夜があるからかもしれない。——だからきっと、あの夜は特別だった。
帰りの静かな新幹線の中、昨日の余韻に浸る。
やっぱり、またライブに行きたくなる。


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